第4章 側に居たい
「で、いったい何が最後なんだ?」
と再び問いかけるレイ
なんて残酷なんだ。自分から最後だなんて言っておいてこの運命に勝手に傷ついている。自分で決めたこと。自分で始めたことなのに。
「...なんでもないよ。お水がもう無いなーって。これで最後だなーって思っただけ。」
なんて言って笑って誤魔化す。
「....あぁ、それなら問題ない。ここにストックがある」
そう良い私の近くにある引き出しを開ける
ふと触れ合う身体にドキッとするも平然を装い「あ、そうなんだ」
と返す
じっと見つめられて気まずさから目を逸らす
「...どうしたのレイ..せんせ...」
「本当にこれで最後なのか?」
そう問われいつの間にかつけられた胸元のキスマークを撫でられる
その時自分が所詮は裸シャツというのにも気付かずレイと会話していたこと思い出す。
かぁっと体が熱くなり距離を取ろうとするもキッチンにある冷蔵庫がある位置なんて一番端っこな訳ですぐに追い詰められる