第1章 幼い頃の記憶
「わっ!?」
と驚きの声と共に引き込まれた
壁に強く打ち付けられ頭を衝撃でぶつける
「あいたたたっ...一体何?...」
と視界を開くと知らない女子生徒たちが数人
どうやら高等部の先輩達の様だった
「えっっと...私に何かご用ですか?」
と声を出す
「貴方さ...邪魔なんだよね」
と一言放たれる
「えっ?」
「だから、貴方邪魔なの。いつもレイ君やマヒル先輩の周りにいてうろちょろうろちょろ。貴方がそばにいるせいで私たち喋れないじゃん」
「そうだよねーってかいくら幼馴染って言っても流石にキモいでしょー。ちょっとは遠慮したら?」
「案外レイ君たちもウザがってたりして」
「ありえるー」
「だからさ消えてよ」
一方的に打ち付けられる言葉に動揺する
誰この人たち...。っていうかお兄ちゃんたちと何の関係があるの
そう思い
「それって私に関係ありますか?喋りたいなら話しかけに行けばいいじゃ(パンっ 「つっ」
頬を叩かれ唇が切れる
口内に滲む血の味
「だからあんたがいたら話してくれないからお願いしてるんじゃん」
「ねぇわかる?」
と聞かれて肩にかかる手に力が入る
「いっ...これがお願いする態度なんですか?」