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患者で幼馴染【恋と深空】

第1章 幼い頃の記憶



気づいたら大人になっていたそんな都合のいい話があると思っていた

普通に学校に通って恋愛していつか素敵な人と出会って結婚して

そんな夢物語があると思っていたあの頃私の世界は一変した

おばあちゃんやお兄ちゃんは本当に大事だし家族と思っているけどふと本当の人生はと思うことがある

ワンダラーが各地で暴れ回り落ち着くまで各地を転々としていたあの頃やっと落ち着ける場所を見つけた

おばあちゃんが近所の人と仲良くなった関係でマヒルお兄ちゃんより少し年下のお兄ちゃんがもう1人出来た
それがレイだった

彼は滅多に笑わないがどこか落ち着く存在でふと魅せる笑顔が子供ながらにドキッとさせた

学校に通うにも3人一緒でいつも一緒にいた
クラスが違くても迎えにきて一緒に帰るそんなことが続いていたある日
「ねぇ ちょっといいかなぁ 先生が呼んでるんだけど」
そう呼び出しを受け放課後職員室に向かう

職員室は駐車場に併設されている関係で別棟にある
「私なんかしたっけなぁ... まさかこないだの点数が悪かったとか?いやいや。あれはレイとお兄ちゃんに見てもらったし大丈夫なはず」
なんて考え事を頭に巡らせる

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