第1章 幼い頃の記憶
一瞬の幸せを感じたけどレイを見かけても徹底的に避け続けた
高等部に上がると外部からの入学してきた生徒も増え人数がさらに増える
校舎内ですれ違うことも無くなり学年もさらに上がるとレイも卒業して行っていよいよ会うことがなくなった
あの一件依頼マヒルを呼び捨てで呼ぶ様になったがそんなマヒルも家にはいない
2人がいない静かな時間を何度も過ごす
高校までしかない学校のため外部受験をすることになる私は勉学に身を追われた
これまで通り学校に通い定期検診にも行き勉学に集中する
自身の希望する進路もいまいちわからないままただ勧められるがまま大学に進学する
普通の生活が送れればそれでいい
この胸の傷がこれ以上悪くならなければみんなと同じ普通が送れればそれでいい
そう思った
幸いなことに特別成績が悪かったわけでもなかったのでそれなりの努力でそれなりに進学することができた
大学に行き色々講義を受ける中で真空ハンターに興味を持ち
就職を希望するが真空ハンターには専門知識や実技があった方が便利との事で大学卒業後にもう一度入り直すことにした
2年間専門知識や実技を学び試験対策など四苦八苦しながら希望するハンター協会に色良い返事をもらえ驚いている
これでもうあとは卒業するだけ