第1章 幼い頃の記憶
これで一安心
そんな思いの中担当医からもう引退するので次の先生に引き継ぎしておくとの事で顔合わせを行うことになった
後日指定された日時に診察に向かう
名前を呼ばれ扉を開けるとそこにはレイがいた
「レイ...?」
「あらもう知り合いなの?」
なんて看護師さんが聞いてくる
「知り合いも何もこの子がうちに発作で運ばれてきた時三日三晩付き添っていたのはレイ先生だよ。まだ学生だったけどね」
そういう先生に「まぁ素敵」なんて返す看護師さん
全然素敵じゃない...えっ何これ。めちゃくちゃ気まずいんですけど...
微妙な時間が過ぎ去る中今日の診察が終わる
「まぁそういう事で次回からレイ先生がメインで見るからよろしくね」
とおじいちゃん先生に言われた
「大丈夫よ!若いけど腕はバッチリ!顔良し。腕良し。の二刀流だから」
なんて看護師さんからの保証付
この先が思いやられる
と頭を悩ませながら診察室を後にした