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ネジを弛めたサドルに跨がる瞬間【弱虫ペダル】

第7章 隠しきれない君の、 【荒北*裏】


「さて、そろそろ行くか」
「結局ここで見てしまったな。新開持ってく?」
「いや、俺ァいいや。東堂にやるよ」
「そうか!では遠慮なく戴くぞ!」

俺のだし!というツッコミをするべきか、やっと出ていくことに安堵するべきか。
ご丁寧に音楽と電気を消したのは新開だろう。パタンとドアが閉まって足音が遠ざかるのを確認する。やっと布団を捲り暑さから開放されたが息つく暇もなく、汚れたままの手を握ってベッドに押し付けた。ネチャッとした液が溢れて、多分シーツに垂れただろう。

「あの、鍵、」
「あー、わりぃ、ンな余裕ねェの」
「でもっ」

部屋は暗いけど、開けっ放しの窓から射す僅かな光での目が潤んでるのがわかる。たしかにさっきみたいなことがもう無いとも言いきれない。けど、俺が寝てるとわかればあの二人はもう来ないし、他の奴等の出入りもない。たとえ福ちゃんが来ても勝手に開けるような事はしない。にはわからない確信が俺にはある。

「だいじょーぶ」
「ふぁっ…んっ」
「、力抜けって」

早く入りたいと気持ちが焦って、の下着から片足だけを抜いて割り入った。出したばかりで湿り気を帯びた先端を宛がうと、充分に濡れたそれが潤滑油となってすんなり受け入れる。奥まで到達すると中のヒクつきを感じて、一回出した直後で敏感になってるのも手伝ってか余計に気持ちいい。今になって着け忘れたと気づいたけど、本人気付いてないしまぁいいか。

「あっ…んっ、はぁっ、」
「声、我慢しろよ?」
「んっ、やすくんっ」



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