第11章 月夜の華炎③【セイヤ】R18
『は…ぁ──っ
気持ち、ぃ──
──気持ち、い、ぃ…っ
…セぃ、ヤぁ──…』
「ああ、分かってる──」
指先でショーツをずらしたセイヤが 今度は直接花芯に舌を這わせてゆく。器用に舌先で陰核の皮を剥いた彼は、そこを指で固定し 綺麗な唇で剥き出しになったその内側を緩く吸い上げていった。
『ひ……っ、あ"……ぁあ……!!』
直接的な刺激に耐え切れずアリスは思わず 小さな悲鳴を上げた。手の甲で口元を押さえてはいるが、漏れ出る声はだが抑え切れていない。
同時に差し込まれたセイヤの長い指が、熟れた肉壁の内側をクイクイと掻き混ぜてゆけば、あまりの快楽に更に彼女は追い詰められて行った。
アリスの目の前が真っ白く染まってゆく
「ああ‥──ここが気持ちいいんだな」
びくっと大きく身体を痙攣させたアリスは、迫り来る次の深い絶頂に耐えられず 大きく身を捩った。
『あぁ…あ"…ぁ────ッ
セイ、ヤ──ッ!!
も………ダメ────!!
もっ、ダメェ────…!!!』
酷く呼吸を乱しながらソファの背に顔を押し付け声を殺すアリスの膣口が、びくびくと痙攣しどっと愛液が溢れ出てくる。
セイヤはそれを見て酷く満足げに微笑んだ。
「ああ────…悪い
随分と下着を汚してしまったな」
そう言うと彼はゆっくりと アリスの濡れたショーツを足首から引き抜いてしまった。
「可愛いな
ほら──…
綺麗にしてやる。
しっかり脚を拡げていろ」
今度はその漏れ出た愛液をセイヤが丁寧に舐めとってゆく
『……っ、
──…意地、わ、る──っ』
常は優しいセイヤだが、こういう場面では時に小悪魔な一面を覗かせる。そんなことをされては──…綺麗なるどころか──…益々汚れてしまうというのに…。
だがその中性的なビジュアルに似合わない彼のその強引な雄みが、アリスを益々興奮の流壺へと押しやっていった。
与えられる快楽にただ、ふるふると首を左右に降って嬌声に耐えるしかない。