第11章 月夜の華炎③【セイヤ】R18
互いに舌を絡ませながらセイヤはアリスの夜着を捲り上げ白く柔らかい胸の谷間や臍の辺りへと徐々に唇を移動させてゆく。
『…ちょっとだけ、だよ…っ?』
「ああ、最後まではしない
俺はただ──…あんたに気持ちよくなって欲しいだけだ」
時折り視線を戻して目が合うと、また戯れの様に彼女の唇にキスをする。
2人の唇の間に銀糸の煌めきがつたって、アリスの息が徐々に乱れていくと、やがてゆっくりとショーツの上から、セイヤの唇がアリスの脚の付け根を愛撫し始めた。
『あぁ…っセイヤ…』
「治療だとしても、
こんなところを他の誰かに触れさせるのも
本当は納得出来てない──」
太腿の包帯に唇で触れ下から胸の膨らみに手を伸ばしたセイヤは、その先端を弄びながらそう小さく独りごちる。だが内心では彼女に深く触れている事に 漸く心から安堵していた
アリスが耐え切れず甘い声を漏らし始めると、セイヤは妖艶な上目遣いでアリスを見つめる
セイヤに見つめられながら優しく秘部に口付けられれば、アリスは堪らず直ぐ身体を震わせた。
「──気持ちいいか?」
『だ、め…
それ…だ、めぇ…っ
すぐ…イっちゃう、からぁ…っ』
「ああ、あんたのここ
────ぷっくりしてきた
…可愛いな」
その台詞に彼女が赤くなり、視線が一気に色っぽく緩む。
ショーツの上から硬く勃起した芯を、セイヤは楽しそうに舌先で押し潰しながら 彼女を絶頂へと導いていった。アリスは声を殺すようにして手の甲を口元に当てながら、漸くビクビクと達してしまう。
『……っ、ちょっと、待っ──』
だが達しているのに、セイヤの愛撫は止まってくれない
「あんたの好きなところだ
……沢山可愛がってやる」
その時チカチカと目の前が霞んでいくのをアリスは感じていた。
あまりの気持ちよさに腰が自然と動いてしまう。
ここが病院だと忘れてしまいそうだった。
既にビッショリと濡れたショーツは最早その機能を果たしておらず、濡れたそこから透ける様に勃起したクリトリスがセイヤの舌に淡々と弄ばれてる様を 彼女は朦朧とした意識で見つめるしかなかった。
だが卑猥な光景に、意識は否応なく覚醒してゆく。