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シリウスに導かれ【ハリーポッター❈救済】

第11章 忍びの地図【アズカバンの囚人】


流石にそう言われて、パーシーあまりついてこなくなった。

暫くしてから、アリアネとハリーはマクゴナガルに呼ばれた。
何か仕出かしただろうかと思っていた2人は、マクゴナガルの部屋に訪れて驚いてしまう。

(誰か死んだの!?)

マクゴナガルがあまりにも暗い表情をしているので、アリアネはついついそう思ってしまった。

「ポッター、フリート、いまとなっては隠していてもしょうがありません。貴方達にとってはショックかもしれませんが、実はシリウス・ブラックは」
「僕とアリアネを狙っているのは知っています。ロンのお父さんか、お母さん来話しているのを聞きいてしまいました。ウィーズリーさんは魔法省にお勤めですから」
「それに、私はリーマスからも聞いてます。それに、ホグズミード行きを禁止された時に分かっていましたから」

マクゴナガルはドキリとした様子だった。

「よろしい!それでしたら、ポッター、あなたが夕刻にクィディッチの練習をするのはあまり好ましいことではない、という私の考えが分かってもらえるでしょうね。あなたとチームのメンバーだけがピッチに出ているのは、あまりに危険ですし、あなたはーー」
「土曜日に最初の試合があるんです!先生、絶対練習しないと!」
「そうですよ、マクゴナガル先生!ハリーは土曜日に試合があるんですよ!練習を禁止させるのはよくありません!」

マクゴナガルは2人の言葉を聞いて、2人をじっと見つめた。

「フム……」

言葉を小さく零したマクゴナガルは、窓から雨が霞むクィディッチ競技場を見た。

「そう……まったく、今度こそ優勝杯を獲得したいものです。……しかし、それはそれ、これはこれ。ポッター……私としては、誰か先生に付き添っていただければより安心です。フーチ先生に練習の監督をしていただきましょう」

こうして、ハリーはクィディッチの試合に参加することが出来た。
だかやはり、廊下を歩いていたり移動教室の時は教師の監視がついてくる。

アリアネはうんざりだった。
こんなに監視しなくてもと思い、何かと理由をつけては教師を撒いた。

「まったく!あんなに監視しなくてもいいじゃない!」

休み時間、アリアネはフリットウィックを撒いてハグリッドの小屋近くまで逃げてきていた。

「もう!!」
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