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シリウスに導かれ【ハリーポッター❈救済】

第8章 重大で秘密な日記【秘密の部屋】


「ハグリッドの所に行って、全部、聞いてみたらどうかしら?」
「そりゃあ、楽しいお客様になるだろうね。こんにちは、ハグリッド。教えてくれる?最近城の中で毛むくじゃらの狂ったやつをけしかけなかった?ってね」


❈*❈*❈**❈*❈*❈

ーthird person singularー


あれから数日。
ピーブズはやっと『オー、ポッター、フリート、いやなやつだー』という歌に飽きたようで今ではほとんど歌わなくなっていた。

アニーというハッフルパフの子は、ある日『薬草学』のクラスでハリーとアリアネに『「飛び跳ねる毒キノコ」の入ったバケツを取ってください』と丁寧に話しかけた。
少しだけ彼らの気分は楽になってきていた。

「選択科目、ねえ……」

復活祭の休暇中に、2年生は新しい課題を与えられている。
それは3年生で選択する科目を決める時期が来たのであり、4人はどの科目を選択するかと悩んでいた。

「わたしたちの将来に全面的に影響するかもしれないのよ」
「ハーマイオニー、貴方全部の科目を受けるつもりなの?」
「もちろんよ。アリアネはどうするの?」
「そうね、どれも興味があるけれど……。そうね、古代ルーン文字学が興味あるわ。マグル学は……ハーマイオニーに聞けば良いかしら」
「それなら全部受けてもいいと思うわよ」

なんて話している中で、ハリーはボソリと呟いた。

「僕、『魔法薬』やめたいな」
「そりゃ、ムリ。これまでの科目は全部続くんだ。そうじゃなきゃ、僕は『闇の魔術に対する防衛術』を捨てるよ」
「とっても重要な科目じゃないの!」

ハーマイオニーがそう叫んだ。
そんな中でアリアネは占い学と古代ルーン文字学などを選択していた。

数日後、とある事件が起きた。
ハリーの荷物が荒らされていたのであった。
トランクの中身はそこら中に散らばり、荒らされまくっていたのだ。
そしてトム・リドルの日記だけが無くなっていた。

「リドルの日記が盗まれたんだ」
「なんですって!?」
「アリアネ、声が大きい……!」

ハリーは大きな声を出したアリアネに静かにするように、指を口につけてから静かにさせた。
だが彼女もハーマイオニーも驚愕していて、驚きを隠せていない。

「グリフィンドール生しか盗めないはずでしょ。ほかの人は誰もここの合言葉を知らないもの……」
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