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シリウスに導かれ【ハリーポッター❈救済】

第1章 ホグワーツ魔法魔術学校【賢者の石】


「ハリー、あれがダンブルドアよ」
「……あの人が」

赤ちゃんの頃には会っていると、ハグリッドとモリーおばさん達から聞いた。
だけど記憶は無いから、今回が初めて会った気がしてしまう。

ダンブルドアを見ながら、組み分け式の次の順番がロンになったのに気が付く。
彼は青ざめながら緊張していて、少し震えているようにも見えてしまう。

「ウィーズリー、ロナルド!」

ロンは緊張しながらも、帽子を被る。
そして帽子は大きな声で吠えるように叫んだ。

「グリフィンドール!」

その言葉に、またグリフィンドールは大きな歓声と拍手が巻き上がる。

「ジョージ、フレッド、パーシー!ロンもグリフィンドールよ!」
「ロニー坊やもグリフィンドールだ!これでジニー以外の兄弟は全員グリフィンドールだぜ!」

ウィーズリー兄弟も喜びながら、ハリーの隣の椅子に崩れたように座るロンに駆け寄る。

「ロン、よくやったぞ。えらい」
「ロン、同じ寮ね!」
「……アリアネ、僕、緊張しすぎて大変だったよ」
「青ざめてたものね」
「うん、凄く青ざめてた」

ハリーと私で笑っていれば、ロンは不貞腐れたように頬を膨らませている。
そして最後の『ザビニ、ブレーズ』はスリザリンに決まって、新入生全員の寮が決められた。

するとマクゴナガル先生はくるくると巻紙をしまうと、帽子を片付けていく。
その様子を眺めていれば、ダンブルドアが立ち上がり、大きく腕を広げてからにっこりと笑みを浮かべる。

「おめでとう!ホグワーツの新入生、おめでとう!歓迎会を始める前に、二言、三言、言わせていただきたい。では、いきますぞ。そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!以上!」

出席者全員が拍手をして歓声を上げる中、新入生達はぽかんとしていた。
するとハリーはパーシーへと小声で呟く。

「あの人……ちょっぴりおかしくない?」
「おかしいだって?あの人は天才だ!世界一の魔法使いさ!でも少しおかしいかな、うん。君、ポテト食べるかい?アリアネも食べるかい?沢山、あるから食べなさい」
「……凄い量ね」
「そうだね……」

目の前に並べられている料理に、私とハリーは呆気に取られてしまう。
ローストビーフ、ローストチキン、ポークチョップ、ラムチョップ、ソーセージ、ベーコンにステーキや茹でたポテト、グリルポテト等など。
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