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シリウスに導かれ【ハリーポッター❈救済】

第7章 穢れた血に壁の文字【秘密の部屋】


「それじゃ、秘密の部屋は本当にあるんだね?そして、君、それが以前にも開かれたことがあるって言ったね?教えてよ、ドビー!」
「教えてちょうだい、ドビー!」

だがドビーは無言のまま。
そしてまた、水差しへと手を伸ばそうとしたのをハリーがドビーの手首を掴んで辞めさせる。

「だけど、僕とアリアネはマグル出身じゃないのに、その部屋がどうして僕たちにとって危険だというの?」
「あぁ。どうぞ聞かないでくださいまし。哀れなドビーめにもうお尋ねにならないで」

ドビーの言葉に私とハリーは眉間に皺を寄せた。
だがそれでもドビーは何かを言おうとはしない。

「闇の罠がここに仕掛けらています。それが起こる時、ハリー・ポッターとアリアネ・イリアス・フリートはここにいてはいけないのです。家に帰って。ハリー・ポッターとアリアネ・イリアス・フリートはそれに関わってはいけないのでございます。危険すぎます」
「ドビー、いったい誰が?」

ハリーはまたドビーが水差しに頭をぶつけないように、手首をしっかり掴み、私もドビーの手首をしっかりと掴む。

「今度は誰がそれを開いたの?以前に開いたのは誰だったの?」
「ドビーは言えません、ら言えないのでございます。ドビーは言ってはいけないのです!家に帰って。ハリー・ポッター、アリアネ・イリアス・フリート、家に帰って!」
「僕はどこにも帰らない!」
「私も帰らないわ!」

2人とも帰るつもりはさらさらない。
ホグワーツには、マグル生まれの親友がハーマイオニーがいるのだから。

「僕とアリアネの親友の1人はマグル生まれだ。もし、『部屋』が本当に開かれたのから、彼女が真っ先にやられる」
「ハーマイオニーを見捨てることは出来ないわ!絶対に!」

ハーマイオニーを見捨てることになれば、私は絶対に自分を許すことは出来ない。
大切な友人が襲われるかもしれないのに、1人だけのうのうと帰るつもりはさらさらないのだ。

「ハリー・ポッターとアリアネ・イリアス・フリートは友達のために自分の命を危険にさらす!なんと気高い!やんと勇敢な!でも、ハリー・ポッターとアリアネ・イリアス・フリートは、まず自分を助けなければいけない。そうしなければ、2人はけっして……」

その時、こちらにやって来る足音が聞こえた。
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