第1章 シンデレラ〜継母との確執
意見箱に書かれていた内容とは?
⚫︎接待だと言われてお酒を強要された
⚫︎勤務中に腰に手を回されて鼻息をかけられた
⚫︎倉庫に2人っきりになった時に(偶然)肩を抱かれて冷や汗をかいた。
⚫︎スカート中に手を入れられて口止め料をもらいそうになった。怖くて受け取れなかった。
⚫︎今の若者はコンプライアンスがなってないと威張り腐っていた
などなど出てくる不満ばかり
特に酷かったのは自分は簡単な作業しかやはないくせに後輩には威張り散らして自分の仕事を任せていた、仕事を増やして押し付けていたという意見が多かった。
「実にけしからん!あっ、お二人の前ですみません。」
「あの、実はうちの家族と話し合いが今度行われるんですけど、この意見箱をもらってもいいでしょうか?」
私が社長に聞くと是非どうぞと言ってくれた。
そこからは佐伯さんと社長で話し合っていたので私は真剣に聞いていた。
不倫に三代ハラスメントまでやってるなんてはらわたが煮え繰り返りそうで聞いていて吐き気がした。
モラハラでエロ親父かよ!!!勘弁してくれよ。
「意見箱はありがたいんですけど、ただの紙切れだと破かれたら証拠として残せないですよね。会社には防犯カメラは付いていますか?」
佐伯さんが社長にそう聞くと防犯カメラを設置してあるとのことで見させてもらった。
するとそこには女性社員へのセクハラや男性社員に対してのモラハラや仕事ができてないといちゃもんつけている姿など見るに耐えられなかった。
社長さんに防犯カメラをお借りしてもいいか尋ねて預からせてもらった。
さぁ、証拠は揃ったわ。闘いはこれからよ!