第7章 鶴の恩返し〜地元に貢献した8年間
この日はあいにくの雨。仲間のみんなと稽古の途中でお昼を食べに近くのファミレスに出かけた。このファミレスは県内にしかないご当地のファミレスで私も小さい頃から通っている大好きなお店だ。
稽古中なので役名で話していくけれど、みんなそれぞれ好きなものを注文した。(稽古中なのでフリードリンクです)
1年も経つとみんなの好みも大体わかってくる。次元様は海産物が好きなので海鮮丼を頼んでいたし、忠信様はステーキセットを頼んでご満悦そう。小五郎はうどんが好きとのことできつねうどんを頼んでいたりと様々だ。
團次郎様はまだ小さいのでお子様ランチを頼んでいた。久々に見るお子様ランチはすごく可愛く見えた。
そして最もよくわからないのが天邪鬼奇才人様だ。毎月、好みが変わるので好きな食べ物もよくわからない。あっ、今日はアジフライの気分なのかと、ここで初めてわかる。メニューが届き、いただきますしてみんなで食べたり飲んだりした。
そしてランチの後はまた稽古場に戻って舞を踊った。
「次の演舞では新しい舞を踊ってもらうぞ!」
「はい。」
次元様の声かけにみんなで頷き、舞を踊る。新しい千花の舞を踊った。扇子の持ち手や足のステップなどを確認して休憩してから歌の練習に入った。
そして武将隊として初の夏を迎えることになる。梅雨の時期も明けて燦々と太陽が降り注ぎ暑くなってきた。今年の夏は武将隊として初の夏になるから思いっきり楽しむ反面、熱中症対策は万全に行いたいと思った。
お稽古終わりに薬局に寄って日焼け止めクリームをいくつか買った。これは必須アイテムなのでまたなくなったら買おうと思った。そして首に巻くひんやりカバーも買って今年の夏を乗り切ろうと思った。夏は暑いけれど是非とも武将隊の演舞を楽しんでくださいませ。