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現代版おとぎ話

第6章 鉄のストーブ〜宗教団体の隠された秘密


それから1週間が経った。俺は試験の結果を待ちながら無難に過ごしていた。

「坂井さんいますか?」
「あっ、はい。」
俺はマカロンさんに呼ばれて図書室に向かった。
「おめでとうございます。合格です。」
そう言われた時は肩の力が抜けてどっと安堵が押し寄せた。
「ありがとうございます。」
「つきましてはー部屋を移動になるので荷物を今日中に詰め込んで運びましょう。場所は北棟の3階です。私と同じ部屋ですね。幹部おめでとう!!!!」
「はい、今日中にいや、今すぐ荷物まとめてきます。」
「後のことは部屋に移ってから説明しますからね。」
「はい、わかりました。」
俺は合格発表の紙を受け取って自分の部屋に戻ると荷物を詰め込み始めた。
「そうかー受かったんだな。おめでとう。」
部屋のみんなが俺を労ってくれたのが申し訳なかったけど嬉しさもあった。

そして荷物をまとめて指定された場所に行くとマカロンさんが待っていた。

「次の部屋は220号室よ。幹部は一緒の部屋だからね。さぁ、どうぞ!」

「えっ、えええー???」
俺は部屋に入るなり驚愕した。何故なら他のメンバーよりも部屋が広くパソコンを置く机もそれぞれ完備されていた。
「坂井さんのパソコンとスマートフォンを置いておきました。この部屋以外は持ち込まずに使用しないでくださいね。あと消灯時間は同じですので10時以降は使わないこと。以上です。」
「わかりました。」


それから俺はパソコンの置かれた机に向かって椅子に座った。

スマートフォンを開くのが怖かったが恐る恐る開くとLINEの数がものすごかった。どれもまだ既読になっていない。グループLINEはとりあえず読まずに既読をつけたけど両親からのLINEは開くのが緊張してしまって指が震えた。しかし躊躇してる暇はなくLINEを開くとー?


えっ?
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