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現代版おとぎ話

第6章 鉄のストーブ〜宗教団体の隠された秘密


それから俺は決意して大学も辞めてアパートも引き払って車に色々と必要なものを積んで教団にやってきた。

両親にこのことを言うか迷ったけど黙っておくことにした。知られると色々とうるさいしな。

今はエリート会社を目指すことなんて考えられなかった。そんなことより、教団のことが気になっていたからだ。

教団のドアのベルを鳴らすとマカロンさんが出迎えてくれた。
「ふーん。それが荷物?とりあえず退学届けとアパートの解約届けをこっちに出してくださいね。」
「これです。ありがとうございます。」
俺が紙を2枚差し出すとマカロンさんは嬉しそうに受け取って手招きした。
「荷物の確認したいのでこっちに来てください。」
「はい。」
受付けを通り過ぎて白い部屋に案内された。
「荷物の中身を全部見せてくださいな。」
俺は衣服、下着や靴下、パソコン、スマホに充電器に靴、お財布の入ったポーチなどを一つ一つ見せた。
「パソコンとスマートフォンは預からせて頂きますね。」
「えっ?」
俺は言葉が出なかった。これはどういうことなのだろうか?
「だって聖斗協会には必要ないんですもの。こういうのは幹部にならないともらえないんですよ。どうしても返して欲しかったら幹部に上がってからにしてくださいね。」
「そうなんですか?」
「情報は幹部から流れてきますので必要ありません。」
「はい・・・。」
俺はスマートフォン、充電器とパソコンをマカロンさんに預けた。
「これでよろしい!あとの荷物は鞄にしまってね。終わったらこの部屋を出てまっすぐ進んだら大きな壺が飾ってある所に行くから右に曲がって進んで待機しててください。それでは!」
マカロンさんが去って行った時に一瞬、顔が綻んだように見えた。

その後、俺は荷物の整理をして言われた通りのルートに進んだ。
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