• テキストサイズ

*双子な私*

第22章 蘇る過去


side


空が緋色に染まっていく


その光景を私は綺麗だと思いながら見ていた。


静かなところは好きだ


ゆっくりくつろげる。


でもその静寂はある人の立てた音によって無くなった。


ダンッ!


思いきり開かれたドア


その先には・・・


高尾「ハァ・・・ハァ・・・!」


お兄ちゃんが立っていた。


「・・・来ないで。」

高尾「嫌だ。」


そしてお兄ちゃんは私の方に歩み寄ってくる。

「・・・来ないでって言ったでしょ。」

高尾「、戻ってきてくれ!お前がいないと・・・。」

「嫌、私はもう行かない。」

高尾「どうして・・・ッ!」

「お兄ちゃんには関係ない。」


するとお兄ちゃんは少し悲しげな顔をして

高尾「じゃあ質問していいか?・・・







お前いじめられてただけじゃないだろ?こんなになった理由。」


「・・・だったらどうするの?」

高尾「理由を聞く。」

「はぁ・・・まぁ、どうせいつか言わなきゃならなかっただろうしね。この際言っておくよ。」



そして私は思い出す・・・





嫌な思い出・・・









絶望に満ち溢れていた日々を
/ 232ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp