• テキストサイズ

*双子な私*

第16章 悔しいという気持ち


side


緑間ってなんでこんなに素直じゃないのかね・・・


「ハァ・・・全くしょうがないな。よっ・・・と。」

緑間「?」


なでなで

緑間「なっ何をしているのだよ!!!」

「だから言ったじゃん、慰めるって。」

緑間「・・・ッ!」

ギュッ



緑間の濡れた服が私の制服にぴっとりくっついてちょっと気持ち悪い。


「ちょっ、そっちこそ何して・・・!」

緑間「少しこうさせてほしいのだよ。」


緑間の顔を見ると雨と混じって気づきにくいけど

一筋の涙がこぼれていた。


「緑間・・・。」

私も緑間の身体に手をまわした。


「緑間1人のせいじゃない、だから自分を責めないで・・・ね?」

緑間「・・・あぁ。」


緑間の身体のぬくもりが

私の冷たい身体にもぬくもりを与えてる。





・・・人のぬくもりも悪くないんだね。
/ 232ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp