• テキストサイズ

*双子な私*

第15章 IH予選


side

その後更衣室では殺伐とした空気の中沈黙が続いていた。


誰一人口を開こうとはしない。

聞こえるのは涙を流して鼻をすする音

歯を喰いしばる音



それだけだった。


そして私は緑間がいないことに気付いた。


私はお兄ちゃんに聞こうとしたけど・・・



出来なかった。


初めて見た

お兄ちゃんのあんな顔


とても話しかけられる状態じゃなかった。




だから私は黙って更衣室を出て緑間を捜しにいった。



・・・外は雨が降っていた。

傘が必要かな。
/ 232ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp