第1章 標的1
「おい…っ
いつまでも年上をからかうなよ!!
だいたい殺される意味がわかんないよ!!」
「死ねばわかる」
リボーンは迷わずツナの額目掛けてズガンッと発砲した
そして死にながらツナは後悔した───
「(オレ…死ぬんだな…これでこの世とお別れだ…
もったいないなぁ、死ぬ気になれば
笹川京子に告白出来ただろうに
死ぬ気で告白すればよかった)」
撃たれたツナは倒れ、
それを見た通行人が騒ぎ出す
するとツナの体に異変が起こった
ツナの体がモコモコと動き始める
「復活(リ・ボーン)!!!!」
その中からトランクス1枚のツナが出てきた
だがそのツナは何時ものナヨナヨしたツナではなく
額に炎を灯し、目はつり上がっている
「オレは笹川京子に死ぬ気で告白する!!」
そして何故か
ツナは死ぬ直前に思った事を大声で叫んだ
「??何でオレ、ハダカなんだ??
ええい、なりふりかまってられるか!!
笹川京子はどこだー!!」
今度は叫びながら笹川京子を探す為、
その場を後にして走っていった
「イッツ死ぬ気タイム」
───
笹川京子を探す為走っていったツナは途中バイクで
出前の配達をしている人に轢かれ投げ飛ばされた
その拍子に側道に落ちて行くがそんなの
お構い無しに体の一部をバネにして
落ちた先の道の上に着地した
その際に誰かを蹴飛ばしていた事にも気付かない
そしてそこには偶然にも笹川姉妹がいた
「おっ偶然発見!!」
『あれ、君は…』
「笹川詠羽、お前じゃない!!」
『…へ??』
「笹川京子!!
オレと付き合ってください!!」
「っ…キャアアアア」
『あっ…待って京子!!』
ツナにとって一世一代の告白をしたが
京子はあまりにも吃驚しすぎて逃げてしまった
逃げた姉を追いかける為、
妹の詠羽も行ってしまった
「京子!!詠羽!!てんめぇ!!
ふざけてんじゃねーぞ!!ヘンタイ野郎!!」
着地した時に蹴飛ばした
人の正体は持田センパイであった
その持田センパイに殴られた後、
一言吐き捨て笹川姉妹の後を追って行った