第4章 標的4
「(しかも詠羽ちゃんの事を
ヤバい目で見てるし…っ)…っ!!」
詠羽を性的な目で見てる事を
知ったツナは少しの怒りを覚えた時だった
ドーンッとでかい音が何処からか聞こえてきた
何だ何だと授業中にも
関わらず騒ぎ出す生徒たち
勿論、教師も何事だと騒ぎ出した
「グラウンドがバクハツしてるぞ」
「なんだありゃー!!」
グラウンド側の窓際に生徒たちは
身を乗り出しざわめき出す
「(あの人本当にやっちゃってるよ…!!
詠羽ちゃんも付いて行ったけど
この様子だと止めには入ってないよなぁ…)
ああ…もーだめだぁ…タイムカプセルも
埋まってないし絶対退学だよ…
京子ちゃんとお別れだよ…」
「獄寺と詠羽はそう思ってないぞ
退学にならない方法があるはずだ」
ツナの額にコツと冷たい塊が宛てがわれる
その塊の正体を知るのに時間はかからなかった
「リボーン!!」
冷たい塊の正体、ガバメントの銃口を
向けてきた人物の名前を言った瞬間
ズガンという音と共にツナは撃たれた
「復活(リ・ボーン)!!
死ぬ気でグラウンドまっぷたつー!!!!」
死ぬ気タイムに入ったツナは真っ直ぐ獄寺と
詠羽が居るであろうグラウンドに向かった
『あっツナ!!』
「っ!!待ってました10代目!!」
「地盤の弱点を!!探す!!」
そう言ってツナはいつの間にか連れてきていた
リボーンの相棒、レオンをある物に変化させた
『それ…もしかして…』
「ダウジングゥ!!」
「シ…シブイ…!!」
獄寺はあまりの渋さに咥えていた
煙草をポロッと落とした
「レオンはみたことのある物なら何にでも
自分のサイズで変化することが出来るんだ」
『あっ見て隼人!!
レオンが反応し始めたよ!!』
「何っ!?」
「きたあ!!地脈発見!!!!」
詠羽がそう言うとツナは
レオンが反応を示した場所を指差した
『さっすがツナ!!』
「ここを割るぅ!!!!」
ツナが拳を振り上げた瞬間
ビスビスと4ヶ所弾が撃ち込まれた