第4章 標的4
カチャッと今度はしたの扉が開き何も
なかったかの様にリボーンがレオンの事を説明した
流石と言った所か、ツナはもう
リボーンの意外な所からの登場に
驚かなくなっていた
「10代目、詠羽」
『え??』
「(この声、やっかいばっかの…)」
今度は獄寺の声が聞こえたが
何処にも姿が見えない
「こっちっス」
「(あんたも入ってたんかい!!)」
もう1度聞こえた声を頼りに探すと
リボーンが開けた扉の中から足を曲げて
如何にもキツそうにして出てきた
『隼人そんな所に居たんだ』
「リボーンさんに殺しのイロハを
ご教授いただいてたんです」
「(なにげに居心地よさそうだし…)」
獄寺が出てきた場所の中を見せると
流石リボーンと言った所か、本来火災が
起こった時に使う脱出用のアイテムが
仕舞われている場所にちょっとした
寛げる部屋が出来ていた
リボーンの大きさなら問題ない全体的に
ちまい家具が置かれている
『どーりで見つからない訳だ
混ぜてくれても良かったのに、狡い!!』
「す、すまねぇ…っ
そして申し訳ありませんでした!!
それほど10代目が退学したくないとは
知らずにこんなことになってしまって!!」
詠羽が頬を軽く膨らませながら獄寺に
羨ましがると少し焦りながら謝ったと思った瞬間
勢いよくツナに向けて土下座をして謝った
「え''!?」
「重ねて詠羽もすまねぇ…
クラス違うってのに巻き込んじまった…」
『隼人…こっちこそ、2人ともごめんね…
受けてたつなんて言っちゃって…』
「い、いや詠羽ちゃんが謝る事ないよっ
寧ろ庇ってくれた訳だし…感謝しかないよ」
『ツナ…よーしっ!!
なら早くタイムカプセル見つけて退学を回避しよ!!』
「そうだなっ
こーなったらなんとしても
タイムカプセルを掘り出しましょう」
各々言いたい事を言ったあと、
詠羽と獄寺は退学を回避する為に意気込んだ
「っ!!詠羽ちゃん、獄寺くん…」
「オレにいいアイデアがあるんです、
まかせてください」