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【REBORN】君の瞳に映るのは…(R18)

第1章 標的1



「ツナ、パスいったぞ」

((ベチャ

「ぶっあいたー」

「またかよー」

「たのむぜツナ!!」

とある中学校の体育の授業
男子は体育館でバスケをしていた
そんな中「ツナ」と呼ばれる男子は
鈍臭いからなのか運動音痴だからなのか
回ってきたボールに対応しきれず顔に
クリティカルヒットし、更にはその反動で盛大に転んだ

クラスメート達はそれを見て毎度の事なのか
誰も心配せず勝つ事ばかりに拘っていた

が…

「お前のせいで負けたんだからなーっ」

「…ごっごめん」

結局ツナがいるチームは負けたらしく責められていた

「とゆーことでおそーじたのめる??」

「オレ達貴重な放課後は遊びたいから」

「え゛っ」

「んじゃたのんだぜーっ」

「ファイトだダメツナ!!」

「ちょっまってよっ」

ツナのせいで負けたからその罰として
クラスメートは彼1人に掃除を押し付けた

納得のいかないツナは皆を呼び止めようとするが…

「テストは??」

「入学以来全部赤点」

「スポーツは??」

「ダメツナがいるチームはいつも負け」

ギャハハと笑い、事実を
言いながらクラスメートは去って行った

「ヘイヘイどーせオレはバカで運動おんちですよ」
(こんなダメなオレがなぜ学校に来るかといえば
笹川姉妹を見られるから─なんたってかわいくて)

「えー、おかしいかな」

『おかしくないと思うけどなぁ』

「もーこれだからこの子達は」

「(無邪気な笑顔はサイコー!!)」

そう、何故彼がこの学校に来るのか
それは学校一の美少女姉妹を見る事が
出来るからだった

「おまたせ京子」

「あ、持田センパイ」

「!!」

「それじゃ私いくね、2人のジャマしちゃ悪いし」

「もー、花ったら」

『私も行くね、京k「詠羽は一緒にいて」…もう…』

「詠羽も大変ね、こんな姉もって」

『他人事みたいに言わないでよぉ』

体育館の窓から見ていたツナはがっくりと項垂れた

「やっぱ剣道部主将とできてたんだ
もう学校にいる意味ねーなー…帰ろ」

掃除を頼まれていたが目の前で起こった
出来事を考えたらどうでも良くなった
ツナは掃除用具を片付け、体育館を後にした

『あれ、確かあの子…京子と同じクラスの…』

その後ろ姿を彼女に
見られていた事も知らずに───

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