第1章 標的1
- イタリア -
とある酒場の扉をキィと音をたてて開ける
その音に反応した2人が煙草を
吸いながら扉を開けた主に話しかけた
「リボーンか…
またオヤジに呼び出されたようだな」
「人気者はつれーなー
今度はローマか??ベネチアか??」
「日本(ジャッポーネ)だ」
そう尋ねられ、扉を開けた主、
リボーンと呼ばれた人物は一言答える
その答えに驚きを隠せない
2人は声を荒げる
「!!」
「なに!!オヤジのヤツ、
とうとうハラ決めやがったのか」
「長い旅になりそうだ」
リボーンと呼ばれた人物
その見た目は真っ黒なスーツに真っ黒なハット
ハットの鍔の上には1匹のカメレオンがいる
そして何よりその見た目は
誰がどう見ても
赤ん坊の姿をした人物だった───