第3章 標的3
「(ジ・エンド・オブ俺…)」
『獄寺くん!!』
「っ!?詠羽危ねぇぞ!!」
「っ!?」
咄嗟に体が動いた詠羽はリボーンの忠告を
無視して勢いで獄寺を押し倒して身を呈した
「消す!!!!」
「っ!!」
「消す!!消す!!消す!!消す!!消す!!」
「…」
『ツナ…!!』
全てのダイナマイトの火をツナは消し、
何とか爆発を起こさずに済んだ時
ツナの額に灯っていた炎が鎮火した
「はあ〜、なんとか助かった〜
詠羽ちゃんも無事で良かったよ」
『ありがとうっ』
「…無茶しやがって」((ボソ
リボーンは詠羽に向けてボソッと呟いた
すると獄寺が詠羽に
押し倒された状態でツナに話しかけた
「お見逸れしました!!
あなたこそボスにふさわしい!!」
「!?」
『掌返しやばー…』
「10代目!!
あなたについていきます!!
なんなりと申しつけてください!!」
「はぁ!???」
「負けた奴が勝った奴の
下につくのがファミリーの掟だ」
「え"え"!!!?」
『そんな掟があるのね』
マフィアの掟を初めて知ったツナと詠羽
ツナは驚いてるが詠羽は何処か
納得がいったのか理解した顔をしていた
「オレは最初から10代目ボスに
なろうなんて大それたこと考えていません」
『(話し方…変わった…)』
「ただ10代目がオレと同い年の
日本人だと知ってどーしても実力を
試してみたかったんです…」
「…」
「でもあなたはオレの想像を超えていた!!
オレのために身を挺してくれた
あなたにオレの命預けます!!」
「そんなっ困るって命とか…
というかそのままの状態で言われても…
格好つかないと言うか…」
「そうだぞ、
いつまで押し倒されてんだ??」
「…っ!?す、すまねぇ!!」
『ちょ、獄寺くん落ち着いて…っぁんっ』
「は…??」