第3章 標的3
「いや、なんでもねぇ…
それにしても思ったより早かったな、獄寺隼人」
「えぇ!?知り合いなの??」
「ああ、オレがイタリアから呼んだファミリーの一員だ」
「じゃあこいつマフィアなのか!?」
『あんれまぁ…
ただの不良なんだと思ったら…』
「オレも会うのは初めてだけどな」
「あんたが9代目が最も
信頼する殺し屋、リボーンか」
「(ええ!?リボーンってそんなスゲー奴だったの??)」
『9代目って事は今のボンゴレファミリーって
いう組織のボスって事だよね??凄いね、リボーンって』
「う、うん…そうだね」
「沢田を殺ればオレが10代目
内定だというのは本当だろうな」
『え…??』
「はぁ??何言って…」
「ああ、本当だぞんじゃ、殺し再開な…
あ、詠羽はオレの隣にいろ、危ねぇからな」
『え、でもリボーン…それじゃツナが…』
リボーンは自分の傍に詠羽を呼び
安全圏内に迎え入れる
「おい!!まてよ!!
オレを殺るって…何言ってんだよ、冗談だろ??」
「本気だぞ」
「なっ…ま…まさか…
オレを裏切るのか??リボーン!!
今までのは全部ウソだったのかよ!!」
「違うぞ、戦えって言ってんだ」
リボーンはマガジンの銃口をツナに向ける
「は!?た…戦う??オレが転入生と…??
じょっ冗談じゃないよ!!マフィアと戦うなんて!!」
『ツナ…っ!!』
心底嫌なのか逃げ出すツナ
だが獄寺が彼の前に立ちはだかり
それを許さなかった
「まちな」
「うわぁ!!」
そしてまたダイナマイトを何処からか取り出す
「い"っ」
因みに今回は両手一杯にダイナマイトを持っている
両手一杯に持ったダイナマイト全てに着火完了し
準備完了とでも言う様な得意げな顔をする獄寺
「なぁっ!!!?」
『あ…あんないっぱいの
ダイナマイトを一遍になんて…』
「獄寺隼人は体のいたる所にダイナマイトを
隠し持った人間爆撃機だって話だぞ
又の名をスモーキン・ボム隼人」
『そのままの名前でびっくり…』
「そ!!そんなのなおさら冗談じゃないよ!!」