第2章 標的2
…死ぬ間際に後悔があるかどうか…か…
え、でも待って??手を貸せないって…
『撃たれた時に
後悔しなかったら…どうなるの??』
「オレは殺し屋(ヒットマン)だからな
目標(ターゲット)はお陀仏だ」
『…そういう事か…』
謎が解けたけど…
今のツナじゃ、今までのダメツナのまま…
どうすればいいの…??
「因みにオレはあの状態を
死ぬ気タイムと呼称してるぞ」
『非常に分かりやすいね…
あれ…??ツナじゃない??』
「ん??」
外の水道で顔を洗ってる…
どうしたのかな??
『行ってみよう??』
「そうだな」
───
「帰んねーのか??」
「…ああ」
『いつもなら逃げてたのにね??』
「詠羽ちゃん…っ…じゃあな」
「あばよ」
『…ツナ』
皮肉っぽく言ったのに
帰らずにまた会場に向かって行った
それにあの感じ…悔しそうだった…
「やっとオレの出番だな」((ニッ
『…え??』
「詠羽ちょっと手伝え」
『ちょ、リボーン!?』
リボーンは私にそう言って校舎内に戻って行った
暫くして着いた所は会場の中身が見える空き教室
「少し、抑えててくれねーか??」
『あ、うん分かった』
抑えようと近付いた瞬間何処からか
でかいライフルを出して会場に銃口を向けた
『それは??』
「死ぬ気弾だぞ」
『本格的だね』((クスクス
「まぁな」
『後ろは抑えてるからツナをお願いね??』
「任せろ…分かればよし、くらえ!!」
その言葉と共に死ぬ気弾は
真っ直ぐとツナの額に飛んで行った
『…あれ??リボーン、ツナ…変わってなくない??』
「それはそうだぞ、額に撃ってないからな」
『でもそれじゃ…っえ!?』
撃ち込んだ瞬間、あの状態に
なるまでの過程は知らなかったけど
その状態になる様子が見受けられなかった
けど、次ツナを見た時…ツナはネットより高く
飛び上がっていた…