第2章 標的2
- Noside -
「ジャンプ弾〜!!!?」
「''死ぬ気弾''ってのはボンゴレファミリーに伝わる
特殊弾が脳天に被弾した時の俗称にすぎない
この特殊弾は被弾した体の部位に
よって名称も効果も変化するんだ
太ももに撃てばジャンプ弾だ!!」
「ってことは他にもいろいろ
効果があるってことか??」
「ああ、体の各部の名前の分だけ効果がある」
「え!!手とかヒザとか全部違うの!?」
「そうだ」
「す…すげーっ!!」
『私も聞いた時驚いたよ…
聞いてたのは額の事だけだったから』
「オレも驚きだよ〜…って
何で詠羽ちゃんが家にいるんだよ!!」
『あ、ごめん…ダメだった??』
「い、いやそうじゃなくて…///
(笹川妹がオレの部屋に…っ夢みたいだ…///)」
『死ぬ気弾の話聞いたからには
もう私も部外者では無いし、ツナの手助け
出来たらなあって思ってるんだけど…
迷惑だったりしない…??』
「そんな、迷惑だなんて…っ
つーかリボーン、死ぬ気弾の話したのかよ!!」
「ああ、この先詠羽は何かと
力になってくれると思ってな」
「んな、勝手な…」
『…やっぱり、迷惑…だよね??』
「あーいや!!そんな事ないよ!!
逆にありがとう、こんなオレに…」
『んーん!!私が勝手に進んで
聞いたんだもん、気にしないで!!』
「詠羽ちゃん…」
「ファミリーが増えて良かったな」
「だからマフィアはしねぇって!!
てかなんでそんなスゲーもん隠してたんだよ??
死ぬ気弾しか教えてくれなかったじゃんか」
「ツナが弾をあてにすると
思ったから言わなかった」
「っ!!」
「でもツナ、今日弾をあてにしなかったからな」
『そうだね、あの時は吃驚しちゃった』
「…リボーン…詠羽ちゃん…
(リボーン、ムチャクチャやってるようで
オレのことちゃんと考えてくれてるんだ…)」
「つってもそれはたいした理由じゃない」
「??」
「撃ってないと腕がなまるんだ
これでガンガン撃てるぜ」
「(めちゃめちゃいいカオしてる〜っ)」
『ふふっ流石は殺し屋(ヒットマン)だねっ』((クスクス
リボーンの微妙な表情の変化が
わかるようになってきたツナであった…