第2章 標的2
持田センパイを倒して笹川姉妹と
友達になって少ししてから真剣な顔をして
詠羽ちゃんはオレに話しかけてきた
『あの、さ…沢田くん』
『ん??どうしたの詠羽ちゃん』
『わ…私も、「ツナ」って呼んでも…良いかな??』
『…え!?』
『だ、ダメなら良いの!!
急に馴れ馴れしかったよね…
今の忘れt「いいよ!!」え??』
『いいよ、寧ろそう呼んで欲しいな、なんて…』
『っ…うんっ!!呼ぶ!!ありがとう、ツナ』((ニコ
という事があってオレの事を『沢田くん』から
『ツナ』に呼び方を変え、親しくなった、けど…
「(タイミングが悪いよ!!どーしよ〜っ!!)」
「あれ??ツナ君!!」
「(きょ、京子ちゃんまで!?)」((ドキンッ
いや、よくよく考えれば2人は姉妹だし
いつも一緒にいるからおかしくないよな…
「バレー出るんでしょ??」
『バレー??』
「うん、球技大会でレギュラーが
欠けちゃったらしくてツナ君が
代わりに出る事になったみたい」
『なるほどね』
京子ちゃん、そんな詳しく
詠羽ちゃんに説明しなくていいのに!!
「会場あっちだよ??
早くしないと始まっちゃうよ??」
『…京子、ツナ連れて先行ってて??』
「え??どうして??」
『お手洗い行ってから向かうから』
「分かった!!ほら早く!!
みんな待ってるよ!!」
「う…うん…」
そう言って京子ちゃんは
詠羽ちゃんを置いてオレの手を
引いて会場に案内してくれた