第2章 標的2
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「ツナ、はじまるぞ」
「先いってて」
さて、球技大会の前にリボーンを探さなきゃ…
「えーっと、あいつのことだから
俺を監視するために学校にいると思うんだけど…」
おかしいな…トイレにもいないし
空き教室にもいない…
「どこにいってんだよ!!
こんな時にかぎって!!」
ったく…時間が無いってのに…っ
「っ!!何だ??このにおい??」
それに非常用ボタンの
所から何か音が…何だろう…
((ガチャ
「でっ!!」((ガンッ
「ちゃおっス」
「ありえねーよ!!」
リボーンは非常用ボタンの下にある
扉を開いた空間で珈琲タイムをしていた
つーかなんでこんな所で
珈琲タイムなんかしてんだこいつ!!
そもそもこんな所にそんなスペースないだろっ
「オレのアジトは学校中にはりめぐらされてる」
「いつのまにそんなことしてんだよ!!
はっ…それより!!死ぬ気弾撃ってくれよ!!
時間がないんだ!!」
「撃ってもいいけど死ぬぞ」
「へ!?」
「死ぬ気弾は撃たれた時に
後悔がないと復活しないんだ
おだてられて調子ぶっこいてる
おまえに後悔があるか??」
後悔??
そんなのあるに決まっ…
「あっ…そっか!!
じ、じゃあ死ぬ気弾使用不能〜!!!?」
「いっちょ試してみるか??」
「いや!!いい!!やっぱいいから!!」
「んじゃがんばれよヒーロー」
((バンッ
「…」
ど…どーしよーっっ
せっかくダメツナって言われなくなったのに
試合でダメぶりをさらしたら逆戻りだ…
もー帰るしか…
『あれ??
ツナ、なんでこんな所に??』
「(っ!?詠羽ちゃん!?)」