第1章 標的1
『京子、行ってきなよ』((ニコ
「う、うん…ツナ君」
詠羽は微笑みながら京子に
ツナの所に行くように促した
「っ!!(京子ちゃん…
昨日のこと怒ってるんだろーなー…)」
「昨日は怖くなって逃げ出してゴメンね…」
「えっいや…えと、あの!!」((オドオド
「あたし、よく友達と妹に
笑う場所わかってないって言われるの」
「(冗談だと思われてるー!!)」((ガーン
「ツナ君ってすごいんだね
ただ者じゃないって感じ!!」
「!!」
京子に言われた言葉に気を落としたが
彼女の次の言葉にツナは驚きを隠せなかった
『沢田くん』
「う、詠羽ちゃん…っ」
『昨日もそうだったけど
京子の言う通り、ただ者じゃない感じだね!!
そんな君に興味湧いたちゃった!!
友達になってくれるかな??ね、京子っ』
「うんっ」
「えっ!!!?」
『…駄目かな??』
「そ、そんな事…っ」
『良かった!!
これからよろしくね、沢田くんっ』((ニコ
「よろしくねっ」
「う、うんっ…よろしく…!!
(まさかの沢田姉妹と友達になれるなんて…
これってもしかしてあいつのおかげ…??
あいつ言うこともやることも
むちゃくちゃだけど、あいつがいなかったら
こんなことありえない…)」
そんな事を思いながら
家に帰ったツナはリボーンに報告しようと
勢い良く自室の部屋の扉を開けた
「やったぜリボーン!!
笹川姉妹と友達になったーっ
あれ…おっ…なんだ、いるじゃないか
なあリボーン!!……しまっ…!!うぎゃあああっ!!」
部屋に入るなりいるはずのリボーンが
見当たらなくよく見たらスピスピと
自分のベッドで寝ていた
そんなのお構い無しにツナは駆け寄ったが
何かに足を取られ躓きそうになった瞬間
仕掛けてあった手榴弾がツナが躓いた拍子に
ピンが抜けドッカンと爆発した
勿論、リボーンはパラシュートで脱出して
それでも尚スピスピと浮きながら眠っていた
「絶対マフィアになんかなるもんか…」
こうしてツナのもとに
死ととなりあわせの生活がやってきた