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【REBORN】君の瞳に映るのは…(R18)

第1章 標的1



- 校舎内廊下 -

「(またオレのダメ人生に新たな歴史がきざまれた)
まっでもいーや、どーせ勝てねーもん」

道場をトイレに行きたいと嘘を吐いて
逃げてきたツナは背伸びをしながら独り言ちる

すると不意にツナの足下に紐が巻き付き
そのまま引き摺られ男子トイレに誘われ
そのまま片足だけ吊るされた状態にされた

「ちゃおっス」

「リボーン!!
なんでおまえこんなところにいるんだ!!」

「ツナがマフィアのボスらしく
してるか見張ってたんだ
めんどくせーけど気にすることないぞ
オレとツナの仲だからな」

「何が仲だよ調子のいい
どーせオレはダメな奴さ、ほっといてくれよ!!」

リボーンの言葉に少しイラつき、
突き放す様にツナは言葉を紡いだ

「かんちがいすんな、オレとおまの仲ってのは」

「??」

「殺し屋(ヒットマン)と
標的(ターゲット)の仲ってことだぞ」

「!!」

リボーンはツナの言葉を聞いて勘違いを
している事を指摘し、ツナの額に銃口を向けた

「まっまって!!!!」

「死ね」

───

『あれ…??
こっちに行ったはずなのに、いない…』

一方、道場から忽然と姿を消した
笹川妹、詠羽はツナの後を追っていた

『んー、確かに声はしたんだけどなぁ…』

どうしてもこの前の事が気になっていた詠羽
額に炎を灯していたあの時のツナの事を

『まさか見失うなんて…ん…??』

男子トイレの前を
通り過ぎようとしていた時
その場所から会話が聞こえた気がした
耳を済ました瞬間プシュッと何とも
言えない音が聞こえ、不思議に思った詠羽

『何の音だろ??』

少しの間立ち止まって考えていたら
急に男子トイレが勢い良く開いた

『わわっ!!』

「何が何でも1本取る!!!!」

『さ、沢田くん!?』

「ん??笹川妹…??
ええい、邪魔だ!!今は1本取りに行くんだ!!」

一瞬、詠羽を見て止まったが
叫んで凄い勢いで走り去って行った

『あ、ちょ…っ
…やっぱり、見間違いじゃなかった』

あの時は急過ぎて見間違いかと
思っていた詠羽だが改めて目の前で
見た今、見間違いじゃない事を確認できた

「ちゃおっス」

『君は!!
もしかして君がやったの??』

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