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【REBORN】君の瞳に映るのは…(R18)

第1章 標的1



- 道場 -

次々とクラスメートとその騒ぎを嗅ぎ付けて
来た他の生徒が道場に集まる中
ツナは持田センパイと対峙していた

「きやがったな変態ストーカーめ!!
おまえのようなこの世のクズは
神が見逃そうがこの持田がゆるさん!!
成敗してやる!!」

「そんなあっ」

まるで彼氏面をする持田センパイ
あくまでもツナを悪者に魅せるように仕向ける

「心配するな、貴様のような
ドアホでもわかる簡単な勝負だ
貴様は剣道初心者、そこで10分間に
1本でもオレからとれば貴様の勝ち!!
できなければオレの勝ちとする!!
賞品はもちろん、笹川京子だ!!!!」

「しょ、賞品!!!?」((ムッ

「最低の男ね」

『…いや、もう最低っていう
言葉で表すのもどうかと思うから
1発殴ってきても良いかな??』

「落ち着いて詠羽!!」

『離して!!京子を物扱い
するなんて許せる訳ないでしょ!?』

道場に来ていた笹川姉妹と友人の花
持田センパイの言葉にそれぞれ思う事が
あったが1番怒りを覚えたのは笹川妹だった
今にも持田センパイに突っかかりに
行きそうな彼女を花は止めた

「この勝負の主役はオレだ
なにがあってもあのカスが勝つことはない」((ボソ

そう、持田センパイはツナに
用意した防具と竹刀に2人で
持つのがやっとのウェイトを埋め込んでいた
そして審判も持田センパイの息の
かかった部員でツナに勝ち目は無かった

「む??沢田は??」

「トイレにいきたいというのでいかせました」

「逃げたな…あいつトイレ逃走(エスケープ)多いから」

『…!!』

「まちがいない」

「ったく、ダメツナはよーっ」

持田センパイがズルで勝とうと考えていると
ツナが道場内に居ない事に気付き部員に聞く
するとトイレに行ったと言うがそれを聞いた
クラスメートが逃げたと、ダメツナだと口を揃えて言う

「なっなんだと…!!
これで不戦勝だ!!京子はオレのモノ!!」

「なんてゲスなセンパイだ」

「オレ、センパイってみんな頭いいと思ってた」

ツナのクラスメートは持田センパイの発言で軽く
「センパイ」のイメージが崩れたのか
幻滅した様な言葉を言っていた

「…あれ??詠羽は??」

「そういえば居ないね??」

笹川妹もまた忽然と姿を消していた

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