五条悟に求愛されているのですが助けてください!❀R18❀
第3章 第三話 ❀ 困惑
···次の日。
はこの日、乙骨憂太の補助監督をしていた。
がミラー越しに乙骨の様子を伺うが、何やら落ち着かない様子で、もじもじしては時折に視線を向けていた。
「乙骨くん、もしかして体調悪い?それとも御手洗?」
時降り飛ばされる視線に不審に思って、問いかける。
が、返って来た言葉は予想していない物だった。
「い、いえ···、あのー···、ちょっと聞きたい事って言うか、気になってると言うか···」
顔を赤くしたと思ったら、今度は俯いて視線をさ迷わせている。
「分からない事があったら、何でも聞いてよ。私に答えられる範囲なら教えて挙あられるから」
何か聞づらい事だろうか。
真希ちゃんの事かな?とは思うが。
左にウィンカーを出し、曲がりながら言えば、言いずらそうな控えめな声で「あのー···」と乙骨が続ける。
「···、五条先生とはお付き合いしてるんですか!?」
「!?···はっ、はぁぁっ!?」
思ってもいなかっ質問に、驚いて声を上げる。
「と、ごめんなさい!!見るつもりは無かったんですけど···。渡り廊下から、補助監督室が見えて、その···」
(私が五条さんに抱きしめられてたのを、見ちゃったわけだ···)
「あー、ごめんね。驚いたよね。だけど、五条さんとは何も無いから···」
私は苦笑いしながら、昨日のやり取りが頭に過ぎり、今は仕事だからと切り替えた。