五条悟に求愛されているのですが助けてください!❀R18❀
第3章 第三話 ❀ 困惑
「もー!!なんなんですか!?話してくださいーっっ!」
腰に回された五条の腕の逞しさが、スーツの上からでも嫌という程感じられて、挙句の果てには顔に熱が集まって来て熱さすら感じて、これはヤバイと五条の腕を掴んで離そうとするけれど···。
「あれ?何かオマエ顔赤くない···?」
「ひっ!···」
もがくの姿に、自分の腕を振り解けないを見ては満足そうに笑みを浮かべる五条は、ふと、の耳が赤くなっている事に気が付いて、耳元で囁くように話せば、ビクッと肩を震わせる姿に加虐心を煽られた五条が更に畳み混むように、肩と腰に腕を回して体を密着させた。
「五条さん!ここは補助監督室です!」
「へぇ〜、ならここじゃなきゃ言い訳?」
「そう言う事では無く!!」
パコンッ。
皆を見ればポカーンと目を開ける補助監督達に、が泣きそうになった瞬間、パコン、と何とも間抜けな音が響いた。
「いた、···硝子?」
「五条、あまりをいじめてやるな。それと、久しぶりに会えて嬉しいのは分かるが、時と場をわきまえろ」
「···あ、」
五条の力が緩んだ隙に、は即座に脱出した。
「硝子さん!···ありがとうございます!」
は距離をとると、すぐさま硝子の後ろへ隠れた。