第1章 第一話✿プロローグ:甘い蜜

「せやね、けど、その前に俺の精子を出す為にはどないしたらええと思う？」


──ググッ。


ゆっくりと、焦らすように腰を進める直哉に、焦れったい快感。


は眉根を下げ、切ない声を上げた。


「ん、んあぁっ····はぁ、はぁ··そ、んなぁ···」


「。言わんと、ずっとこのままやで？まぁ、俺は気持ちええしの中にいられるからええねんけど」


の中の熱い粘膜の襞に包まれて、とろけるような蜜の感覚に、直哉は「はぁ···」と焦らされているようで吐息を吐いた。


「···直哉さんの···、そ、ソレ」


「それやないやろ？旦那さんの立派なモンやで」


困ったように目を泳がせ、はおずおずと口を開いた。


「っ！、···お、···おち、ん··ちんで、私の中で···そのっ！？」


(うそっ、直哉の大きくなった···っ、何で)


「早う、続き···聞きたい」


(あぁー、ヤバい。が可愛過ぎてはち切れそうやわ···)


「中で···、私をぐちゃぐちゃにして···直哉さんの、せ、せーし欲しい···です」


──ドクン。


(もう、俺も限界や···)


「よう出来ました···ほな、」


噛み付くようにの唇を奪い、唇を舐めて喰(は)んだ。


「あぁぁっ！！」


ズグンッ！！


の腰を一気に貫いた。