禪院直哉に溺愛されてるのですが助けてください!✿R18✿
第4章 第四章✿初めて:痛みと快感
熱を帯びた筋肉質だけれど、柔らかな肉体の感触。
つい恥ずかしくてが引こうとした手を、直哉はキュッと掴んで手の平をグイッと自分の胸元に押し当てた。
────トクン、トクン、トクン。
「····っ、!」
規則正しい心音を刻む直哉の鼓動は少し早く、の手の平に直接伝わって来る。
「···どおや?俺かて女抱くのにドキドキしたのは、お前が初めてや」
「···あ、···っ、と」
いきなり腕を引っ張られたと思えば、互いに裸で抱き合う形になってしまい、はどうしたら良いかわからずに、腕をさ迷わせた。
素肌に感じるのは、互いの体温と、心音。
「俺の背中に腕を回せばええねんで」
(恥ずかしい··もう、恥ずかしくて死にそう···)
直哉はの柔らかな肢体の感触に、心地よい抱き心地を堪能していた。
ゆるゆると、直哉の筋肉質な背中に回されたの腕。
「もう、離さへん···」
直哉は耳元で囁き、チュッとの額にキスをした。