禪院直哉に溺愛されてるのですが助けてください!✿R18✿
第3章 第三章✿目覚め:初恋
「一人で出来るから離して!」
「アカン言うとるやろ。こないに足汚してしもうて、よう怪我しいひんかったな」
の部屋にて。
女中に用意させたお湯の入った桶と、タオルをよく絞り、の足を丁寧に拭いていく直哉に、恥ずかしさを覚えたは拒否をするも断固として聞かない直哉。
「っ、お願いだから一人でやらせて」
と言えば、先程から直哉が触れた所がくすぐったくて、ひくっと足を震わせていた。
それが何だか拷問のようにも思えて、いい加減タオルを奪い取ろうとするも失敗に終わってしまう。
(くすぐったい···!)
びくっ。
「何やさっきから、足弱いんか?」
直哉はワザとの足の小指辺りに、手の親指の腹ですりっと撫でた。
反射的に足をビクつかせ、額に眉を寄せたは恥ずかしそうに視線をそらした。
「ッ、ちょっと···!」
(あー···、どないしょ。何やもっと触りとうなってきたわ)
直哉は小ぶりなの足を手のひらに乗せたまま、自分の唇を落とした。
「!?···な、ちょ、何して!?」
「何って、オマエに触れたくなったからキスしたんや」
「だからって···足にっ」
は顔を真っ赤にし、今にも思考が爆発しそうな程の衝撃を受けていた。