禪院直哉に溺愛されてるのですが助けてください!✿R18✿
第3章 第三章✿目覚め:初恋
(足だけで顔真っ赤にさせて、唇にしたらどないな顔するねんな?···アカン。これ以上はアカンわ。想像してしもたら止まらなくなりそうや)
直哉は顔を赤くしたの顔を見ただけで不埒な想像してしまい、照れ隠しのように桶と手拭いをもち、襖を開けた。
「足にキスした事、謝らへん。今着替えの着物持って来たる。大人しくしとけや···」
直哉が出て行く瞬間に見えた横顔と、髪の隙間から見える耳の上がほんのりと赤く染まっているのを見つけて、は微かに目を丸くした。
(顔と耳が···赤い?)
同時に足の甲にキスされた所が、なんだかジンジンと熱を持つようにも感じ取れて、ここに来てから急に胸がざわめいた。
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「着物一式持って来たで」
と、直哉が持って来たのは、淡い桜色の振袖と若葉色の帯だった。
季節にそぐわない色。
「なんや、秋やし赤もええかと思ったんやけど、オマエの顔想像したらこの色が一番におうとるきぃしてな」
(わざわざ、私の為に···?)
「ほな、1人でできるか?できひんかったら、···俺が手伝うたる」
瞬間、腕を引かれて気がつけばは布団へと押し倒されていた。