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七作目 花海陽菜

第1章 本編


鳳えむと花海陽菜は、一緒に廊下を歩いていた…

「わくわく~…わんだほーい!
楽しみ過ぎて、体育祭の歌が作れそう!
すってきな、すってきな、体育祭~
みんなで笑顔で走りましょ~」

「…」

「陽菜ちゃん?」

「素敵な歌だね、心に刻み込みそう…」

「そうなんだね!じゃあ、何に出ようか、迷っちゃう~
騎馬戦、リレーに徒競走っ!
陽菜ちゃんは、何に参加する?」

「私は運動は苦手で…」

「大丈夫だよ!特訓すれば、きっと、上手くいくよ!」

「うんっ!」

「えへへ…ほんとうに、楽しみ!

数日後、えむは陽菜と遥の三人で、
体育館倉庫へと、やって来た。

「体育倉庫に到着!」

「体育祭で使えそうな物、何かあるかな?
それにしても、こんなところにも、あるなんて、
知らなかったな」

「遥ちゃんは、ここは、初めてなの?」

「うん、鳳さんと、花海さんは、
ここの体育館倉庫って知っていたの?」

「私は初めて知ったよ?」

「あたしはね、入学式の日に学校探検して、見つけたの!
その時、入ってみようと、思っていたけど、
鍵がかかっていたんだ!」

「そうだったんだね」

「じゃあ、入ってみようよ」

三人は体育館倉庫の中へ入った

「見てみて!竹の棒があるよ!
棒取り合戦が出来るよ!」

「竹の棒で、そこまで、テンションが上がる人って、
初めて見たかも」

「これは…昔のクラスの旗?結構、凝っているね」

「本当だー!オシャレだねー!
こういう旗、ショーでも使えそう!
一番盛り上がるシーンで、ババーンと使って!」

「そう言えば、ショーが好きなの?
前から、気になってはいたけど」

「あれ?言ってなかったけ?」

「あたしと陽菜ちゃんはね、フェニックスワンダーランドで、
キャストをやっているんだ!
お客さんを笑顔にするために、毎日みんなで、頑張っているんだ!」

「お客さんを笑顔にするか…素敵な目標だね」

「うんっ!すっごく、楽しいショーを作っているから、
よかったら、遥ちゃんも観に来てね!」


「うん、すごく楽しそうだね、いつか、必ず来るね」

「本当に?ありがとう、楽しみにしているね」

「うん、楽しみにしているよ、鳳さん、花海さん」

「あっ、体育祭で、使えそうな物探さないと!」

「そうだった!探しに行かないと!」

三人で、使えそうな、物を探すのだった…

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