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七作目 花海陽菜

第1章 本編


えむは、二人三脚の練習をしに来たのだった。
陽菜は、それを応援するのだった。

「二人三脚で、あたしと組む、先輩は…」

「あなたが鳳さん?」

「はーい!鳳えむですっ!む?
なんだか、先輩のこと、どこかで、見たことあるような…」

「初めまして、2年B組の朝比奈まふゆだよ
部活以外で、1年生の子と話すなんて、嬉しいな、
よろしくね!鳳さん!それで、隣は…」

「は、花海陽菜です…」

「よろしくね、花海さん」

「よ、よろしくお願いします…」

「よろしくお願いしまーす!」

「朝比奈さん!えむちゃん頑張って!」

「うん!頑張るよ!」

「応援してもらえるのは、嬉しいな」

「ひっ!?」

「鳳さん、どうかしたの?」

「い、い、いえっ!ななな、なんでもないですっ!」

「それならいいけど…
何かあったら、遠慮なく、言ってね」

「ひぇっ!」

(な、なんだろう、笑顔だけど…笑顔じゃないっていうか…
と、とっても、怖いよ~!)

「じゃあ、早速練習していこうか」

二人三脚の練習が、始まった。
そこに、穂波がやって来て…

(えむちゃんと陽菜ちゃん、それに、2年生の朝比奈先輩?)

「えむちゃん、朝比奈先輩と二人三脚に出るんだね、
頑張ってね!」

「私も、応援しているから」

「ほ、穂波ちゃん!陽菜ちゃん!」

「鳳さんの友達?」

「は、はい!同じクラスの…」

「もしかして、緊張しているの?えむちゃん?」

「うえっ!?」

(あっ、そう言えば、朝比奈先輩は、美人で、
勉強も運動もできるから、憧れている人が多いって、
聞いたことがあるな…えむちゃんも、そうなのかも…)

「素敵な先輩と組めてよかったね、えむちゃん、
応援しているね」

「う、うん…ありがとうぅ…」

「具合でも悪いの?無理しないでね」

「う、うん…」

「ふふ、素敵な先輩だなんて、嬉しいな」

(や、やっぱり、怖いよ~!!)

その後、翌日になり、体育祭当日を迎えるのだった…
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