第1章 本編
体育祭の事で、相談することがあるらしく、
秘密の特訓をするとか、話すことが沢山あるみたい…
「陽菜ちゃん!特訓、お疲れ様!」
「えむちゃんは、凄いね…
ダンスから、体操とか、ストレッチとか、
教えてくれて、ありがとう…」
「どうしたしまして!」
花海家の玄関前にて…
「陽菜ちゃんの家で、お泊り会だよ!
秘密の特訓を陽菜ちゃんの家でも出来るんだよ!」
「私とお母さんと二人で暮らしているの」
「お父さんは?」
「私が生まれる前に亡くなったんだ、
それで、母子家庭で、育ったんだ」
「そうなんだー」
「どこかで、寂しい気持ちでいっぱいだったんだ…
えむちゃんが、いたから、私は一人じゃないって、
思ったんだ」
「陽菜ちゃん!」
「…?」
えむは陽菜を抱きしめるのだった
ギュッと、優しく抱きしめた。
「大丈夫、陽菜ちゃんは、一人じゃないよ…
だって、あたしがいるんだもん!
だから…陽菜ちゃん…これからも、
ずっと…ずーっと!一緒だよ!」
「うんっ!ありがとう、えむちゃん…」
「どうしたしましてっ!」
「じゃあ、上がって…
お母さん、夜遅いから、先にご飯食べておこうね」
「うんっ!」
二人でキッチンに移動した。
「ねぇねぇ、陽菜ちゃん!
お料理しよう!」
「出来るの?」
「やってみないと分からないじゃん!」
「そうは、言われても、食材が無いから…
レトルト食品しかないんだ」
「作ってくれないの?」
「時々、作ってくれるよ、
仕事が提示で上がる場合があってね、
その時に、夕飯作ってくれるんだ」
「へぇ~じゃあ、いつか、いつか料理作ろう!」
「何を作るの?」
「うーん、クッキーとか!カレーライスとか!
後は…たこ焼きとか!いつか、一緒に作ろうね!」
「うん…」
二人でレトルトカレーを食べるのだった。
「レトルトカレーって、こんなに、美味しいんだね!」
「私も美味しいと思う、でも、お母さんの手料理が一番」
「あたしも!そう思うよ!」
ご飯を食べた後、
二人で、秘密の特訓をするのだった…