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七作目 花海陽菜

第1章 本編


教室に入ると、今日も、えむちゃんが、
朝の挨拶をするのだった。

「おっはよ!陽菜ちゃん!」

「おはよう…」

「あっ、喋ってくれた!わんだほーいだよ!」

「おはよう、花海さん」

「おはよう…望月さん…」

「挨拶するなんて、珍しいね、何かあったの?」

すると、えむが…

「うんっ!みんなと、仲良くなりたいと
思っているんだ!」

「えむちゃんらしいね」

「うんっ!だから、みんなで、わんだほーい
って、したいんだ!」

「それも、楽しそうね」

「陽菜ちゃんは、特技とか、無い?」

「プログラミング」

「ぷろぐらみんぐ?」

「うん…」

「陽菜ちゃん、ちょっとずつだけど、
喋ってくれてるみたい!」

「うん…」

「じゃあ、コミュニケーションの練習でもする?」

「えむちゃん、穂波ちゃんで、よければ…」

「でも、どうしたら、いいんだろう?」

「あっ、私、呼ばれたんだった!
また、後でね!」

「うん!じゃあ、また、後でね!」

穂波は、えむと陽菜と別れるのだった。

「…」

「じゃあ、陽菜ちゃん!
コミュニケーションの練習しよ!」

ニコッと笑顔を、えむに、見せるのだった。

「とっても、いい笑顔!癒されそう!」

「そう…」

「そうだよ!陽菜ちゃんの笑顔って、素敵で可愛いよ!」

「ありがとう…」

「じゃあ、コミュニケーションの練習しよ!」

こうして、えむは陽菜に、対して、
コミュニケーションの練習をするのだった。

「どうかな?」

「うん…あのね…」

「どうかしたの?」

「口で伝えるの苦手だけど…
えむちゃんと…一緒だったら…
大切な気持ちが…伝えることが出来るかも…」

「うんっ!その意気だよ!陽菜ちゃん!」

陽菜は、強く頷くのだった。

「じゃあ、一緒に神山高校に行かない?」

陽菜は首を傾げるのだった。

「友達がいるんだ!行こっ!」

陽菜は頷くのだった。
そして、都立 神山高校に
陽菜とえむが、やって来るのだった。

「おーい!寧々ちゃんいる?」

「えむ、また、来たの?この子誰なの?」

「私のクラスメイトの、花海陽菜ちゃんだよ!
とっても、仲良しなんだ!」

「うん…」

「そ、そうなの?よろしく、私は草薙寧々」

「じゃあ、三人で、どっかに、行かない?」

「いきなりすぎでしょう…」

どこかに行きたいと感じた。
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