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七作目 花海陽菜

第1章 本編


「うーん、陽菜ちゃんの心を開かせるには…
どうしたら、いいんだろう?
あっ、いいこと、思いついた!」

「何か思いついたの?」

「話しかけてみる!」

「それで、大丈夫なの?」

「でも、陽菜ちゃんも、嫌がっていないから、
やってみないと!」

「う、うん…」

「よーし!コミュニケーションの練習をさせよう!」

「大丈夫なのかな…?」

「大丈夫だよ!上手くいくよ!」

「応援しているね、えむちゃん」

「うんっ!」

えむは陽菜に、話しかけてくるのだった。

「おはよう!陽菜ちゃん!」

「…」

「陽菜ちゃん?」

「…」

「ねぇねぇ」

「…」

「難しいな…」

「ハッキング…チェッカー」

(あっ、喋ってくれた!
でも、ハッキングとか、チェッカーとか、何だろう?)

「エクスプロイトデータベース」

(よくわからいけど、喋ってはくれた!)

「ねぇねぇ、陽菜ちゃん!」

「?」

と、陽菜は、首を傾げた。

「陽菜ちゃん!今日も、わんだほーい!
な、一日になるといいね!」

すると、陽菜が、僅かながら笑った。

「あっ!笑ってくれた!
あっ、そろそろ、授業いかないと!」

放課後になり、えむは、陽菜に話しかけた

「陽菜ちゃん!今日も、一緒に帰ろう!」

「…」

「よーし!一緒に帰るぞー!」

帰り道の時だった。

「陽菜ちゃん!陽菜ちゃん!
学校生活は、楽しい?」

陽菜は、少しだけ、頷いた

「楽しいと思っているの!
わんだほーいって、感じに楽しんでいるんだ!」

陽菜は、また、頷いた。

「陽菜ちゃんって、何て言うか…
シーンって、なっているけど、
でも、よく見ると、大人っぽいし!
神秘的で、カワイイと、思うけどなー」

「…」

「陽菜ちゃん?」

「?」

「陽菜ちゃんっ!」

と、えむは、陽菜に抱き着いた!

「!」

「えへへー陽菜ちゃんって、抱き着くと、
気持ちいいねー!」

と、えむは、陽菜に対して、スキンシップしてきた!」

「や、やめて…」

えむは、スキンシップをやめるのだった。

「やっと、喋ってくれた!
どうして、喋ってくれないの?
喋ってくれたら、とっても、わんだほーいだよ!」

「わんだほーい…?」

「そうだよ!明日も、わんだほーいな、
一日が、待っているから、またね!バイバイ!」

えむは、陽菜と別れるのだった。
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