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【三月のライオン】瀬音

第2章 綻ぶ蕾


それから数日、桐山は無意識にを視線で追っていた。
頭の中では将棋のことを考えつつも、視線はに向いていた。
男女問わず、楽しそうに会話をするの姿。
授業中も、時折余所見をしてあどけない顔を見せる。
新たな一面を見つけるたびに、桐山の中に芽生える感情。
この感情の名前に気付かない桐山は、日に日に胸の痛みに悩まされていた。
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