第1章 快感 / 五条 悟
「、、、、花咲ちょっといいか?」
『!伏黒くん、、!』
扉をガチャと開けると、落ち込んだ顔をした伏黒くんが立っていた。
『、、どうしたの?』
「いや、えっと、、五条先生から話聞いた。ってのと、俺がちゃんと警戒してればこんな事は起きなかったから謝りたくて。」
『いや、伏黒くんのせいじゃないよ!私が終わったと思って油断してたから、、』
「それも踏まえて俺が行動すべきだった。辛い思いさせて本当にごめん。」
『いや、本当に伏黒くんは悪くな、、、、、っ!』
やばい。またあの時の火照りと感覚がでてきた。
「、、、、花咲?大丈夫か?」
そう言って肩に触れられると、びくびくと身体が反応してしまう。
「、、、、俺にしないか。」
『、、え?』
「こうなった原因に少なくとも少しは俺も関わってるし、、、その、、花咲の事、、、、好き、だから、、。」
『、、、っ!?、、そうだったの、、?』
赤くなりながら頷く伏黒くんはとても可愛く見えた。
、、、、でも、五条先生が、、
考えがまとまらずに頭の中でぐるぐると考えていると、身体の熱も全身に回ってくる。
「、、、、花咲、、。」
『、、はぁ、、。伏黒くん、、。私やっぱり五条、、、先生が、、好き、なの。』
今にも腰の力が抜け尻もちをついてしまいそう。このまま五条先生の所に行けるのかな、、。
「、、そうだよな。ごめん。」
『、、、、でも、嬉しかったよ、、ありがとう。』
『伏黒くん、、。私のこと、、五条先生のとこ、に連れてって欲し、い、、、』
「ーー! 大丈夫か? 連れてくからもう少しだけ頑張ってくれ。」
そう言って伏黒くんは高専に帰ってきた時みたいに私をおんぶして先生の部屋に向かって走り出してくれた。
自分の胸やいい所が背中に擦れて気持ちいい。
『んんっ、、、っあ、、』
「、、、、、、。」
『あっ、、、、んんっ!』
無意識に背中にぐりぐりと押し付けてしまう。
「、、花咲。」
『、、んぅ。伏黒くん、、ごめんね、、。』
「っ大丈夫。急ぐから。」