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六作目 結城龍馬

第1章 本編


結城龍馬は、幼馴染の星乃一歌と、
天馬咲希、望月穂波、日野森志歩と、
一緒に、お花見に行くのであった。

「お前たちは、元気だな…」

「龍馬くん!こっちこっち!」

「ったく、咲希ったら…」

「龍馬くん、なんか、元気がないね?
どうかしたの?」

「穂波、何でもねーよ、
ただただ、咲希が、元気そうで、
こっちまで、元気になってしまいそーだぜ」

「龍馬らしいね」

「勝手に言っておけ」

「あっ、ここにしない?」

レジャーシートを敷いた。

「春だね、龍馬くん」

「あぁ、何だか、小学生の頃を思い出すな」

「小学生の頃…?あー龍馬くんを巡って、
あたし達、Leo/needの四人が、取り合っていた時だね」

「懐かしいね、あの時は、私たち、
みんな、龍馬くんのことが好きだったんだね、
志歩ちゃんも、一歌ちゃんも、咲希ちゃんも、
みんな、龍馬くんに夢中だったよね!」

「そんな、時期があったな…」

「だって、龍馬くんって、あの時、
可愛い見た目をしていて、
中身がカッコよかったし!
それに!あたし達のこと、いつも、気にかけてくれて、
助けられたこともあったからね」

「そうそう、咲希と穂波が、イジメられていたところを、
龍馬が助けてくれたんだよね?」

「アイツらが、気に入らなかっただけだ」

すると、咲希が、龍馬のほっぺを、ツンツンしながら…

「またまた~本当は、あたし達に、
モテたかったんでしょう~?」

「ツンツンするなよ…微塵にもねー」

「でも、龍馬が助けてくれたところ、
今でも覚えているし、イジメっ子たちを撃退するところ、
カッコよかった、ありがとう」

「おいおい…照れるだろうが…」

「あっ、いっちゃんはの初恋の相手って、
龍馬くんだったね?」

「そ、そうだけど…?」

「じゃあ、告白しちゃう?」

「でも、穂波と将来を誓い合っているし、
告白なんて、出来ないよ…それでも…好きだけど…」

「気持ちだけ、受け取るぜ」

「ありがとう、龍馬くん」

「あっ、そろそろ、お弁当食べない?
腕によりをかけて、作って来たの!」

「じゃあ、龍馬くんに食べさせようよ!」

「おいおい、そんな趣味は、ねーよ」

お弁当を取り出して、咲希や一歌が、龍馬に、
お弁当を食べさせてあげた。

「龍馬くん、あーん!」

「私からも…あーん」

「仕方ねーな」
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