第1章 本編
バンドイベントが、
小さなライブハウスで、行われるのであった。
「他のバンドグループの人に、声をかけてみようよ!」
「勝手にしたら?」
「唯くんは、冷たいなー!」
「あっ、あの人たちは?」
「こんにちは!」
「あっ、こんにちは!ひょっとして、参加者?」
「そうなんです!私たち、metamorphoseなんです!」
「そうなんだね、私は望月穂波です!
Leo/needのドラムをやっています」
「後藤誠一!ドラムです!」
「あたしは、天馬咲希!キーボード!よろしくね!」
「僕は、松野唯吹です、よろしくお願いします」
「星乃一歌だよ、よろしくね、
私は…ボーカルとギターだよ」
「潮田風夏です!ボーカルです!」
「田中真由、ギター」
「日野森志歩、ベース担当」
「えっと…倉谷愛理です…ベースやっていますっ!」
すると、咲希さんが、僕に話しかけてきた。
「唯くんのこと、唯くんって、呼んでいい?」
「いいですけど…」
「あっ、じゃあ!唯くん!今日は、楽しもうね!」
「あっ、楽しみましょう!」
「応援しているから!」
「ありがとうございます!」
そして、metamorphoseの出番になり…
「こんにちは!metamorphoseです!
今日は初めてのライブなので、精一杯頑張ります!
それでは、聴いて下さい!最初の曲!」
風夏の息を吸う音が聞こえる。
それを合図に、誠一のドラムが最初の曲を飾った。
今日までたくさん練習してきた曲だ。
いつもより、調子がいいと感じた。
楽しい…小さなライブ会場で、観客の声が、
ハッキリと聞こえる…
初ライブにしては、中々の出来だった。
「ありがとうございましたっ!」
僕が最後の一音を奏でると、風夏が、お礼の言葉を述べる。
会場は、暖かさに包まれた。
ステージ裏にて、Leo/needのメンバーは、
満足そうな表情をしていた。
「すっごく良かったよ!唯くん!」
「ありがとうございます」
「また、ライブが出来るといいね」
「はい、そうですね」
「じゃあ、次はアタシ達の番だから、見ててね!」
Leo/needのライブが、始まって、
僕たちは、ステージの裏から見ていた。
それから、metamorphoseとLeo/needは、
一緒に談笑をして、帰宅に着くのであった。