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鳥籠の庭-愛する夫の執愛と義息子の寵愛-

第3章 鳥籠の庭





「相変わらず詰めが甘いね桃弥。このくらいで私からを奪えると思ってるのかい?」



そこには杏壱さんが立っていて、後ろには村の男の人達が何人か控えていた。



「杏壱さん……」

「さぁ帰るよ。桃弥に聞きたいこともたくさんあるしね」



言い終わると、村の男達が無理矢理桃弥さんを取り押さて連行されそうになる。



「桃弥さんにひどいことしないで!私がこうするように頼んだの!杏壱さんお願いです。大人しく帰りますから………」


桃弥さんにひどいことをしないように、杏壱さんに頼むけれど男達は桃弥さんを連れて部屋を出て行ってしまった。



「桃弥はまだわかっていないんだ。子供が間違ったことをしていたら親がきちんと正してやらないといけない。そうだろ?」



冷たい笑みを浮かべる夫に何も言えなくなる。

そうして、私は杏壱さんについて行き、桃弥さんは屋敷にある座敷牢へと閉じ込められた。



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