第1章 祭りの夜
「そんなに余裕がないとに嫌われてしまうよ。お前はいつも女に楽しませてもらうばかりで、悦ばせたことはないのだろうね」
「うるさい!黙れ!」
「ふふ、知っているよ。お前、に似た子ばかりを選んで遊んでいるようだね。本物のはどうだい?偽物よりもずっといいだろう?耳を溶かすような甘い声、触れればすぐに反応する淫靡な身体……長い時間をかけて私がそう躾たのだよ」
「うるさいうるさいうるさい!お前だけには!を渡したくなかった!」
桃弥さんの怒りは激しい性欲に変わって、私にぶつけられているようだった。
「あぁ!激し…っ、ひぁ…ああっ!」
「桃弥、あんまり乱暴にするとが壊れてしまうよ。…まぁ、たまにはこういうのも悪くはないのかもね。案外も悦んでいるようだ」
「ち、ちがッ…あぁん!…っみ、見ないで、くださ……んあ!」
媚薬のせいか、乱暴な交わりでも快楽を覚えてしまう。